アート思考で貯蓄管理

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アート思考で貯蓄管理

皆さんの実生活でもアート思考を活用してもらいたく、絵画鑑賞以外のお話もしていこうと思います。

アート思考は「他の何ものにもとらわれない貴方自身の考え方」だとお伝えしています。
これは別の視点で言い換えると、「貴方自身にしか答えを見つけられないこと」にアート思考が活かせるのです。

■アート思考で貯蓄管理をする

最近の私の経験でお話しましょう。

実は私はお金の管理が苦手でした。100年時代で年金だけで生きていくのは難しく、最近の「老後資金2000万円必要」のようなニュースが流れてきても、昔は漠然とした不安はあってもなかなか貯蓄のために具体的に行動することができませんでした。

ファイナンシャルプランナーの友人に相談する機会があっても、アドバイスとして「まず支出の把握を」と言われるのですが、当時の私はお小遣い帳をつけて今の不安がなくなる感じがせず、かといって具体的に動くこともしませんでした。

もちろん、その不安に向き合おうと何度か意識してインターネットで情報を集めたり、貯蓄方法についての本を読んだりした時期もあります。節約術や自動積立、保険や定期の見直し、投資信託の選択、、、いくつかは実践もしましたし、どれも一つ一つは納得いくのですが何故かどうしても管理しているという形に落ちず、腑に落ちないのです。

そうこうしながら根本的な不安が解消できないままでいたのですが、ある時期からバッサリと、いったん関連情報を漁るのをやめました。外の情報に答えを求めるのではなく、「自分が抱えている漠然とした不安は何か、それはどうしたら解決するか」を考えるようにしたのです。

その結果、私は一番最初に全体を俯瞰してからでなければ次に進めないんだ、と気づきました。進むスピードやゴールが見えない中で1歩ずつ前進するのは私には合わないことがわかりました。ただし、これはずっと貯蓄のことだけを考え続けていたわけではなく、日常の仕事や生活の中で自分の性格などを振り返っている時に気付いたのですが、常に頭の隅っこに貯蓄のことがあることで、とあるタイミングで頭の中でリンクしたのだと思います。

そこで改めてお金の管理や金融投資に詳しい友人に相談し、具体的には分散していた複数の口座の断捨離して整理し、貯蓄のバランスを考えてDCやNISA等の投資にも少しずつコントロールしながら整えていきました。しかしまだこの時点では家計簿に手を出すところまでいきませんでしたが時間をかかるものと思っていたので焦ってはいませんでした。

そして最近、友人である深川恵理子さんの書籍 『たった2分!50歳からのガマンしない貯蓄術』 に付録「2分de家計簿」がついていて、さすがにそろそろこれをきっかけに次はきちんと支出管理をしよう、と思いましたが、ここでまた煮詰まってしまいました。

この時点での困ったことは、

①支出管理しても資産につく利子や投資信託の損益の反映方法がわからない
②家計簿のつけ方が(つけることで何がどうなるのか)よく分からない

でした。

深川さんに直接聞いても良かったのですが、テンプレートの使い方を学ぶのではなく、自分に合った使い方をしたかったので疑問が解決できるようExcelで自分なりの家計簿を作ってみました。するとこれまで整理したことが少しずつ繋がり管理を始めることができました。まだ一つ一つの項目が完全に繋がらず粗いピースを組み合わせている状態ですが、これから少しずつ記録をつけていくとピースが磨かれて自分にぴったりした家計簿ができあがる予感がしてワクワクしています。

しかも自分で1から作った家計簿と深川さんの書籍についていた家計簿と比べると、シートの分類も大まかな項目も似ていたので自信もつきました。

■アート思考をどのように活用したのか

今回の貯蓄管理や家計簿を作る工程は、絵を描いたり料理を作るのと同じく自分の作品を創る工程と似ていて、今は家計簿の記録をつけて徐々にオリジナルの品質の高い作品(家計簿)に仕上げていくのが楽しみになっています。

以前ブログで「アート思考」を身につけるために必要なことは、

 (1)観察力
 (2)批判的思考力
 (3)表現力
 (4)コミュニケーション力

とお伝えしたことがあります。

まさに今回、

 (1)観察力… インターネットや書籍で調べて漠然とでも解決策や疑問を洗い出す
 (2)批判的思考力… 調べた情報を鵜呑みにせず、自分にあったやり方を考える
 (3)表現力… 最初は拙くても自分なりの表現(今回は家計簿)をしてみる
 (4)コミュニケーション力… 専門家に自分の考えも伝えながら方法を模索する

を実践したわけです。

■不安が減ると安心が増えてポジティブになる

このように、答えが一つではなく漠然とした不安を感じた時こそじっくり自分自身に問うて考えるアート思考が役に立つのです。

正解がないので自分で決めたことの答え合わせはできないし、考えれば考えるほど不安になるから考えたくない、という思いもあるかもしれません。しかし、しっかり考えずに不安を抱えたままでは他の色々なこともネガティブ方向で物事を考えてしまいがちです。

自分なりの整理ができて行動に移してみると、また違う疑問や不安が出てくるかもしれませんが、その時には何も考えていなかった時より具体的な悩みになっているはずですので更に解決がしやすくなっているはずですし、誰かに相談もしやすいはずです。

不安を自分の力で解決できると自信につながります。1つ解決できると次の課題に取り組みたくなるポジティブなサイクルに入るので、100年人生が楽しくなりますよ。

Satoko
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