運と幸運の違い

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運と幸運の違い

皆さんは「運」がいい人ですか?

今回は、「運」と「幸運」を分けてお話します。「運」とは、その人の意思や努力ではどうしようもない巡り合わせを指します(ウィキペディアより)。しかし、「幸運」は自らの手で作り出すことができるものです。

もし貴方が幸せになりたければ、自分で「幸運」を作り出すことのできるよう意識することで実現することが不可能ではないのです。自分で作り出せるということは準備ができるということですので、その準備として何をするか考えて努力することで「幸運」に出会える確率が上がるのです。

■「Good Luck」

まず、ただの「運」を待つ人と「幸運」をつかみ取る人についてすごく分かりやすく教えてくれる本をご紹介します。アレックス・ロビラとフェルナンド・トリアス・デ・ベス著の「Good Luck」という本です。子供の童話としても読めますし、大人の啓発本としても読めます。

私はこの本が日本で発売されてベストセラーになっていた頃に読み、その後、転職や人生の転機を迎える友人にプレゼントしていました。この本には幸運を作る10の教えが載っています。幸運に出会えない、という人はまずこの本を読むことで意識が変われると思います。

「Good Luck」が教えてくれる『幸運』を作る10の教え、、の最初の3つは、

1.誰もが幸運を手にしたがるが、自ら追い求めるのはほんのひとにぎり。
2.幸運が訪れないのは、訪れないだけの理由がある。幸運を掴むためには、自ら下ごしらえをする必要がある。
3.欲するばかりでは幸運は手に入らない。幸運を呼びこむひとつのカギは、人に手をさしのべられる広い心。

です。残りは本を手に取って読んでみてくださいね。10の教えを「自ら苦労せずにして、結果を欲しがる黒騎士」と「自ら苦労を惜しまず、自然と結果が出せる白騎士」を登場させ、いかにして白騎士が幸運を手に入れたのか、を読者に気付かせてくれます。

■「セレンディップの三人の王子たち」

あわせてもう一つおススメ書籍をご紹介します。「セレンディピティ」という言葉をご存知でしょうか?この「セレンディピティ」という言葉を生むきっかけとなった物語が、ペルシャのおとぎ話である「セレンディップの三人の王子たち」です。この物語はセレンディップ(今のスリランカ)の礼節をわきまえた親思いの3人の王子が旅をしながら、もちまえの才気と推理力や勇気で、思わぬ発見をしたり幸運をつかむお話です。この本の最後にある解説によると、「セレンディピティ」を明確に定義づける3つの重要な要素とは、

(1)偶然と
(2)才気によって
(3)探していないものを発見する

となっています。

(1)の「偶然」は、まさに最初にお話した「幸運」のことになります。つまり、自らの努力によって幸運をつかみ取る意識と心がけをしている人のことになります。更に(2)の「才気」は知恵になります。いくら心がけていても解決するための知識とそれを活かす知恵を働かす必要があります。これらの2つが揃って、(3)の探してもいなかった価値あるものを発見することができるのですが、この発見は他の誰でもない「貴方だけの発見」です。

世界中の多くの科学者や芸術家たちが好んで使うこの言葉は、今やビジネスの世界での新規事業開発や自己創出のためにも使われています。

■まず行動してみましょう

幸運をつかむためには、そしてセレンディピティを起こすためには、知識を身につけるだけでは足りないのです。最初は本を読むところから始まってもいいのですが、人と対話したり、実際に経験してみることで気づきを得たりしやすくして少しずつ行動に移していきましょう。

そんな皆さんの行動を起こそうという気持ちに寄り添うためのセミナーを2つご紹介します。

<2019年9月5日(木)>
【〜幸せであり続けるために〜「100年人生」生き方セミナー】
https://100year-life-seminar.peatix.com/

今の変化の激しい世の中、寿命が延びて高齢になっても働き続ける必要があります。しかし企業年数より労働年数のほうが長くなり、定年後や将来どうしたらいいのか見えなくなりました。何を考えたらいいのか何をしたらいいのか不安な人のために、「健康と想像力とお金」をテーマに幸せな「100年人生」を語り合うセミナーを開催いたします。

<2019年9月6日(金)>
【五感を研ぎ澄ます#1 あなたの心と体に向き合うアロマテラピー】
https://enrich-your-sensibility-event01.peatix.com/

ただ考えるだけでなく、貴方自身の思考力を深めるためにはまず貴方の感性を豊かにすることが必要です。感性を豊かにするためには嗅覚、視覚、触覚、聴覚、味覚の五感を一つずつ丁寧に研ぎ澄ましていくことが有効です。

そのため、五感を研ぎ澄ますプログラムを用意しました。今回は第1回目としてアロマテラピーを体験できます。いずれのセミナーもしっかり自分自身に対して、また互いに対話して頂くために少人数で開催します。ご興味のある方はお早めにお申し込みください。

■「危険」と「恐れ」の違い

さて、最後のメッセージとして、貴方の行動を阻む「恐れ」についてお話します。何か新しいことや、特に他の誰も実施していないことを自分が初めてやる時は「怖い」という感情が沸き起こります。何かにトライすることは危ないし怖いから、大人しくしておくほうが得策でしょうか。こういう時、このメッセージを思い出してください。ウィル・スミス親子出演の「After Earth」の中のセリフです。

「”危険”は実在する。しかし”恐怖心”は自分次第だ。(Danger is very real, but fear is a choice…)」

どんな場面でも”危険”は潜んでいます。しかしそれを怖がるかは貴方がそれに対して十分な対処を学んだり経験を積んでいたりするかどうかになります。「怖いから」で行動を起こすのを避けるのではなく、”怖い”をそのまま気付かないふりをするのでもなく、まずその気持ちを受け止めたうえで何が、何故怖いのか、”危険”としっかり向き合って考えることでその”恐怖”に打ち勝ち、更に幸せな一歩を歩むことができるのです。

Satoko
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